タッカルビってだいたいどこも無難な味で、大きな当たりハズレはないと思いませんか?
韓国にいるくせに韓国料理が大して好きではないワタシに「お、これは!」と思わせるタッカルビ店がに出会ったので、紹介します。
龍山(ヨンサン)のローカル街
場所は龍山(ヨンサン)。BTSの新オフィスからも歩いて10分ぐらいでしょうか。
龍山~新龍山の駅の周辺はアモーレパシフィックの本社だったり何だったりで新しく栄えているのですが、ちょっと奥に入れば一気に日本の昭和へタイムスリップ。
タッカルビ屋へ行くにはこんな道をぷらぷらと歩いていきます。


踏切だけ見てると完全に日本。

タッカルビ屋「オグンネ」
そんな落ち着いた昭和の町並みの中、屋根から激しい光を発している異様な店を発見。

そう、これが目的の「オグンネ」でした。

ドアの取っ手はTERRA(笑)
ミシュラン2019にも掲載されたようで、調べたところ星付きのレストランリストには掲載されていなかったので、おそらくビブグルマンの方かと。
<ミシュラン豆知識①:ビブグルマン>
(日本の場合)5,000円以下で食事ができるお勧めレストラン。コスパ重視の方向け。
<ミシュラン豆知識②:日本と韓国の掲載数>
日本:星付き211軒、ビブグルマン234軒
韓国:星付き32軒、ビブグルマン60軒
(※2021年のデータ)

軒数はそうなるよね。美味しい店ほんと少ないもんね(小声)
待機方法
よくあるkakao連動式。店の前にある機械で携帯番号を入力して順番を取り、あとは自分の番号が来るまで待つ仕組み。
この日は日曜日の19:30頃で、前に一組。10分ぐらいで入れました。
(その後、週末の昼に行ったらガラガラでした)
タッカルビ登場
タッカルビ13,000₩を二人前注文。

生の素材にソースをぶっかけられた状態で出てきて、あとは席で炒めます。自分で。
鶏肉に火を通すのが大変で、10分以上混ぜる必要があり。しかし韓国ではこういうのは男の仕事なので、旦那様にお任せします。(ほんとどこの席も男が混ぜて女は見てるだけ)
ちなみに写真右上の空のお皿にはニラのパンチャンが載ってました。辛くなくない唐辛子の粉と、砂糖と、塩と、芳醇なごま油と、微妙な酸味はお酢?そんな感じの味付けがワタシのツボにはまり、タッカルビ来る前に完食しちゃいましたー。
で、そろそろ出来上がった頃に頼んでいたうどんが追加され、味がなじむように混ぜたらもうOK!
写真は撮らなかったけど、そのお味は……
カレー粉が入ってる??
いわゆる甘辛いコチュジャン味に何かスパイスが加えられている。外まで漏れている匂いも確かにタッカルビとは一味違った、スパイスっぽいもの。
カレー粉と断言ができない程度の、強烈なカレー味がする訳ではなく、でも何か他店とは違う深みがあって美味しい!
〆はもちろんポックンパ。

とびっこ入りと普通のとがあって、これはとびっこ入り(알볶음밥)。
韓国人のポックンパを作る手つきは皆鮮やかで感心するぐらいだけど、ここの店主はちょっとレベルが違います。こんな美しくポックンパを作る人は見たことない!何かの魔法かと思いました。ほんと。
帰り道ではかわいい猫ちゃんたちとも戯れながら♪

店舗情報
【店名】オグンネタッカルビ(오근내 닭갈비)
【住所】ソウル市龍山区漢江路3街二村路29キル 15(서울특별시 용산구 한강로3가 이촌로29길 15)
【電話番号】02-797-0131
【営業時間】11:30~L.O.14:30 / 16:30~L.O.21:30
こちらは本店。他にも店舗あり。
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