「韓国にある世界遺産」と言われていくつ思い浮かびますか?
景福宮(キョンボックン)、水原(スウォン)、済州(チェジュ)、、、
実は2018年に「山寺、韓国の山地僧院」という名目で7つの寺院がまとめて世界遺産に登録されたのです。
「山寺、韓国の山地僧院」は2018年、韓国の13番目の世界遺産に選ばれました。韓国の山地型仏教寺院である通度寺(トンドサ)、浮石寺(プソクサ)、鳳停寺(ポンジョンサ)、法住寺(ポプチュサ)、麻谷寺(マゴクサ)、仙岩寺(ソナムサ)、大興寺(テフンサ)という7寺院で構成されています。韓国の寺院は平地に建てられたものと山地に建てられたものに分けられます。しかし朝鮮王朝以後、平地寺院はほとんどなくなり、山地寺院は現在まで残ってきました。世界遺産委員会は、これらの寺院が7~9世紀に創建されて以降、その機能(仏教共同体が信仰と修行を基礎として生活)を維持しており、「顕著な普遍的価値」に相当すると評価しました。 これは「山寺、韓国の山地僧院」の持続性、歴史性、立地と環境、機能性など、高い真正性が認められたことを意味します。
韓国観光公社HP
その中の一つ、忠清南道の公州にある麻谷寺(マゴクサ)へ行ってきました。
場所
歴史
640年に新羅の高僧が建てたのが始まりだと言われています。その後200年程荒れた状態が続き、1172年に再建されました。しかし豊臣秀吉の朝鮮出兵で焼失し、また再建されました。現在残っている中で一番古いものは1651年に建てられたものだそうです。
いざ入場(写真多)
入場料は大人3,000ウォン。そこからしばらく緩やかな山道を歩きます。


見えてきました。


まずは解脱門をくぐるところから始まります。

韓国人は「解脱門」なんて漢字見ても意味わからないんだろうなーと思うと不思議な気分。

解脱門の中のひとたち。



韓国で色々見てきたけど、ほんと芸術性に優れないものが多いよな…
あと二つ門をくぐり、先ほど見えていた橋を渡ると本堂が現れます。



景福宮と違って、程よく朽ちている様子にそそられます。
中にも入れます。



素敵。さっきの解脱門は何だったのか。
他にもいくつかお堂があります。

↑たぶん素人が作ったんでしょうね。

建築物は一か所にまとまっていて、そこだけを見るならあまり時間はかかりません。
しかし「山寺」と言われる通り360度山と川に囲まれており、トレッキングコースもあって、時間と体力があれば静かな自然の中をのんびりと歩くことができます(看板にトレッキングコース数本と所要時間が書かれていました)。

またテンプルステイも可能なようで、欧米人老夫婦が韓国人に囲まれながら英語で色々説明受けているのを目撃しました。部屋は至ってシンプル。韓屋ステイとほぼ同じです。1部屋ごとにシャワールームが備わっているのも見えました。
※HP見たら大人1泊60,000ウォンぐらいからでした。

朝鮮時代の仏教弾圧で古いものがあまり残っていない韓国で、なかなか見ごたえを感じられるお寺でした。
かなり歩くからスニーカーがおススメ。
データ
【名前】麻谷寺(マゴクサ)
【住所】忠清南道公州市寺谷面麻谷寺路966(충청남도 공주시 사곡면 마곡사로 966、ソウルから車で3時間前後)
【電話】041-841-6221
【公式HP】 http://www.magoksa.or.kr/?asdf=home
公州バスターミナルからバスが出ているようです→http://www.magoksa.or.kr/bbs/content.php?co_id=1050
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