韓国人が好む飲み物はコーヒーです。老若男女皆コーヒーを飲みます。大型スーパーに行ってもコーヒーは大量にあるのに対して、紅茶コーナーの形見の狭いことったら。
そんな中で、ちょっと唸ってしまうようなティールームを見つけてしまいました。

緑莎坪(ノクサピョン)の裏道に入ると目に入るメルヘンな佇まい。何度か通り過ぎたことがあって店は覚えていたのですが、ある日「バノフィー」と書かれた看板が外に出ていて衝動入店。
バノフィーパイ(Banoffee pie/Banoffi pie)とは、イギリス菓子のパイである。
Wikipedia バノフィーパイ
バナナ、クリーム、コンデンスミルクで作るトフィーを使い、ショートクラスト・ペイストリー(練り込んだパイ生地)か 砕いたビスケットを土台に使う。チョコレートかコーヒーソース、あるいは両方を使うレシピもある。オリジナルのレシピはコーヒーをわずかに入れて風味を加えていたが、手間を省くために削ったチョコレートが使われることもある。
かつてワタシがマルタ(旧イギリス領)に留学していた時に出会ったケーキで、本場であるはずのイギリスも含めマルタ以外ではほとんど見たことがないんですよ。なので、見かけた時は逃しません(笑)
「店内でいただきます」と言うとまずメニューと茶葉セットを渡されます。
(1回目の時はそんなのなかったけど、渡されるのが基本らしい)

主にお店のオリジナルブレンドとハーブティーの香りを試すことができます。一般的な紅茶はこの茶葉セット内には1つしか入っていません。
ワタシは席について全部の蓋を開けてクンクンしました。


<メニューの一部>
オリジナルブレンド紅茶各種 | 7,000ウォン |
クラシック紅茶各種 | 7,000ウォン |
ミルクティー各種 | 8,000ウォン |
ハーブティー各種 | 8,000ウォン |
ティーエイド(アイスのみ) | 8,000ウォン |
バノフィー♡ | 7,000ウォン |
テイスティングセット | 17,000ウォン |
デザートセット2人分 (=afternoon tea set) | 38,000ウォン |
この日はバノフィーとオリジナルブレンドティーであるBrunch in Londonを注文。

早速バノフィー様。

まず、このクリームが甘くなく、くどくもなく、とてもお上品。前回は白いホイップクリームだったが、今回はコーヒーがほんのり香って大人の味。下はロータスクッキーを砕いたような感じで、キャラメルのような香ばしさを感じる。中からトロリとトフィークリーム、そしてその上に薄くスライスされたバナナが控えめに香りと食感をプラス。
マルタで食べたのはどれも甘ったるかったけど(それでも好き)、Good afternoonのは 全てが計算されて洗練された都会的なお味。

正直韓国のお洒落なカフェのケーキとかパンって、見た目だけで味が単純。子供だまし。深みがなくて感動もない。
でもここのバノフィーはワタシの中での韓国のイメージを突き破ってくれた!
紅茶の方は、
Brunch in Londonは、カカオとコーヒー豆で香りづけされた紅茶。甘いわけではありませんが、お菓子のような香りが強いので、バノフィーにはちょっと合いませんでした。でもスコーンぐらいシンプルなお菓子となら絶対マッチしそう。
前回はバノフィー+アッサムだったので、これは完璧でした。紅茶ってこんなに美味しいのか!!と気づかされます。
口に含んだ瞬間に広がる芳醇な香り。その余韻が15分程続く。これは茶葉が良いだけでなく、淹れ方が上手なんだろうなーと思います。
よく見たら、店内に 紅茶ソムリエの資格 が飾られていました。納得。
ワタシの愛するCasablancaからも近いので、今後はこの二店が黄金ルートになりそうです。
【店名】Good Afternoon(グッドアフタヌーン)
【住所】ソウル特別市龍山区緑沙坪大路46キル45(서울특별시 용산구 녹사평대로46길 45、地下鉄緑莎坪駅から徒歩10分程度)
【電話】02-794-2923
【公式インスタ】 https://www.instagram.com/goodafternoon.tearoom/
※お昼時にブレイクタイムがあります。そして無休のはずなのに閉まっていることもあります。ちょっと気まぐれかもしれませんね!
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