韓国では日本より鴨肉を食べる機会が多いような気がします。
メジャーなのは鴨の燻製をちょっと火で炙ってサンチュに包んだりしながら食べるスタイルですね。生の鴨をサムギョプサルみたいに焼いて食べるスタイルも、燻製よりは少ないですが、あります。
今回は、紹介された店は絶対美味しいと評判のグルメ番組「水曜美食会」にも登場した、生の鴨肉を焼いて食べるスタイルの名店「Ducky Duck Farm(ダッキーダックファーム)」に行ってきました。
「Ducky Duck Farm(ダッキーダックファーム)」の場所
江原道(カンウォンド)の平昌(ピョンチャン)にあります。2018年の冬季オリンピック開催地ですね。
店の様子(周囲)
正面入口。

山の中にポツンと建っており、周囲には何もありません。夜は街灯すらほとんどなく、この辺りの道は真っ暗のザ・田舎です。

お店で飼っているヤギさんたち。

お店で飼っているワンちゃん。
近寄ると撫でて撫でてと必死で寄ってくる。秋田犬ぐらい大きな子なのでちょっと怖かったけれど、とても人懐っこくておとなしく撫でられている。

またねーと言った後はずーーーっと見つめてくるのでもう離れがたいったらない。

そして店の看板ネコ。
道のど真ん中に居座って離れない。子供たちに囲まれてもびくともしない。

写真撮ろうとするとすぐ寄ってくるので撮るの難しい。

もう一匹はちょっとクールですぐ逃げる。

店の様子(中)
水曜日(祭日)の19時頃に着いたら前に4組ぐらい待っていました。その後も続々とお客さんが入ってきます。ド田舎なのにすごい集客力。
お客さんの層は20~30代のカップル&小さな子供連れファミリー。年配のお客さんが全然いなかったのが印象的です。
ここは韓国の店にしては珍しくワインセラーがあります。

鴨肉と赤ワイン。そりゃ合いますよね。
メニュー
生鴨炭焼き(500g) ※最初のオーダーは500g必須 | 40,000ウォン |
生鴨追加(300g) | 24,000ウォン |
韓方鴨水炊き | 70,000ウォン |
鴨手羽カムジャタン | 60,000ウォン |
チャーハン ※カムジャタン注文時のみ | 5,000ウォン |
生鴨炭火焼きをオーダー
お客さんのほとんどが炭火焼きをオーダーする(というか予約してないと他のを食べられない)ので、すぐ出てきます。


ワカメスープかと思ったら水キムチ。
醤油ベースだれの白いのはニンニクかと思ったら珍しく大根おろし。
白菜は酸っぱく漬けてある。
ほどなくして真打登場。

鴨は部位別に並べられています。どこが何か知りたければメニューを見てみましょう。

いざ実食!
「焼きすぎちゃダメだよ」という店員さんのアドバイスを基に、中まで軽く火が通った状態でいただきます。

【何もつけない】
→鴨ロースの赤身の旨さが凝縮されていて、これぞ鴨の醍醐味!そして肉が柔らかい!!
【塩】
→ロースは赤身の味が繊細なので、塩をつけると味覚が塩にいってしまう。脂身の多い部分なら、塩が脂の旨味を引き立ててくれるのでおススメ。
【醤油だれ】
→ロースは何もつけないので飽きてきたらこの醤油とマスタードを少々つけていただくと、赤身の旨味を邪魔することなく美味しくいただける。
【白菜の漬物】
→漬物の味が強すぎてせっかくの鴨が全く生きない。
【キムチ】
→論外。
ライスも頼んだところ、紫色でもち米がたくさん入ったようなモチモチのやつでした。もち米好きとしてはたまりません。
セットで付いてきたスープは、鴨ガラで取ったような素朴で優しいお味。もちろん飲み干しました。
結論

はい、家から車で3時間ぐらいかかるけど、絶対リピートします!
今までも生鴨肉ローストは韓国で何度か食べたことがありますが、もっと雑で、大量に一気に火を通して、何ならキムチも一緒に炒めながら食べるスタイルだったんですよ。
それはそれで美味しいけれど、こうやって一枚ずつ丁寧に味わうようにするのは、きっとお店側も質に自信を持っているからなんでしょうね。
ちなみに、せっかくワインセラーまである店なのに誰もワイン飲んでませんでした。まあ車で行くしかない所で、あんまりワインをボトルで開ける人もいませんわね。
店の情報
【店名】Ducky Duck Farm(ダッキーダックファーム/다키닥팜)
【住所】江原道平昌郡蓬坪面柳浦里81(강원도 평창군 봉평면 유포리 81)
【電話】033-332-5262
【営業時間】11:00~21:00 ※金曜は14:00~17:00が休憩の模様
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